法人の種別について

 

以前記事に書いたように法人の種別をどうしようと考えた結果、、、

合同会社にすることにしました。

 

その理由は大きく3つ。

① 設立までの期間とコストのバランス
② 今後の展開への柔軟な対応
経営の自由度

以上の3点を考慮しました。

 

それでは種別決定までのプロセスを以下に

まずネットで可能性のある会社の種別についていろんな情報を収集した結果

ざっくりとこんな感じで整理してみました。

設立
コスト
設立まで
期間
社会的
信用
資金調達利益の
配当
税制広告義務種別の
変更
役員任期その他



25万円
程度〜
4週間
程度
高い株式の
発行など
選択肢が
多い・有利
できる全所得
課税
あり後に
株式会社
等への
変更可能
原則
2年
基本的に
出資者と
経営者別
になる



6万円〜2週間
程度
やや低い選択肢が
少ない
できる全所得
課税
なし後に
株式会社
等への
変更可能
なし出資者
||
経営者
N
P
O

数千円〜5ヶ月
程度
イメージ
良い
助成金
などが
充実
できない非課税決算書を
所轄庁に
提出
後に
株式会社
等への
変更可能
原則
2年
特定の分野
での活動





15万円
程度〜
4週間
程度
高いできない非営利法人は
原則非課税
あり後に
株式会社
等への
変更可能
原則
2年
余剰金の
分配

*ちなみに介護保険関係の仕事を視野に入れているので法人格を持たない選択肢は最初から無視しています。(法人格を持たなくても出来るソーシャルワーク活動も多くあると思いますが、やはり一定の収入の確保のためには必要なのかなと思います。)

 

まず設立コストですけど「まあこんなもんなんだな」という感じで自分の中での優先順位は低く初期の設立コストよりも、設立後の活動と社会的な信用やイメージの方を優先して選択したいとの思いがありました。

次に設立までの期間ですけど、事情があって今年度中に「居宅介護事業所」を開設したかったのでこの項目でNPO法人は選択肢から外れてしましました。

社会的な信用については、あればあった方がいいかな、程度で考えていたので他の項目を優先に。

資金調達については、選択肢が多い方が望ましいとは思ってましたが、現時点で大きな借入金などの予定もなく、まずは自分で準備した資本金の範囲で活動し事業を軌道に乗せることを考えているので、優先順位は低め。

利益の配当については、できた方が良いかなっという程度で考慮。

税制については、そりゃ非課税の方がいいけど、社会福祉法人に勤務していた実感から、その分いろんな縛りもあるしな〜という考えが強いため、ここも拘らず。

公告義務については、はっきりと無い方が良いと。所得を隠したいということは全然考えてないんですけど、面倒なことは少しでも少ない方が良いのかなと思ってます。

種別の変更については融通か聞いた方が良いので自由度の高さを重視。

役員任期については公告義務と同じ考え方で無きゃない方が良い。

 

とりあえず、自分がチェックしたのは以上の点ですかね。

で検討した結果合同会社を選択したのですが

自分の中での大きなポイントは

① 設立までの期間とコストのバランス
② 今後の展開への柔軟な対応
経営の自由度

以上3点でした。

特に 経営の自由度 が自分の中では最も大きなポイントでした。

そんなに将来的に大きな法人になるとは想定してないのですけど、せっかく20年間、大きな組織の中で一定のルールの下で働いてきたのだから、独立したら自由にやってみたい、という自分の心の中の「自由感」みたいなものですかね〜。

まあ、数年後にこの決断をどう振り返るかは別として、歩き始めるには自分で判断して進んで行かないと始まらないですから。

とりあえず今回は法人の種別を決めるまでを書いてみました。

また機会を見て設立の手続きなども書いていければと思います。

 

起業準備①

起業準備のスケジュールがなんとなく見えてきたので今までの経過と現状を整理してみたら・・・なんと ①

今年(2020年)の3月に20年間働いた職場を辞めました。

せっかく20年働いて失業給付もまとまった期間の受給が可能なので再就職しようか、起業しようかと考えながら

知り合いの方のアドバイスで11月に試験がある行政書士の勉強をしながら、のんびりした日々を過ごしてたんですけど

11月8日の日曜日に行政書士の試験が終わったんで、そろそろ本腰を入れて法人の準備を考えてみたんですが・・・

なんと、実際に自分がなんとなくイメージしていた開業を具体的なスケジュールに書き出してみたところ・・・

なんと、なんと、独立起業するには時間がない、ということが分かったんです(おい、オレ、ナニヤッテンダ(´⊙ω⊙`))

ちなみに僕が考えていた起業のイメージは

「ワンストップの福祉相談窓口を作り、質の高いソーシャルワークを提供し、地域サービスとのネットワークを構築することによって、クライエントのQOL(Quality of Life)の向上を図る」みたいな感じで

ゆくゆくは、その活動が地域福祉の質の向上につながれば良いな、というものです。

まあ理想はさておき

その中でまず自分の資格を生かして活動できる一つとして介護保険における「居宅介護事業所」というものを考えていました。

高齢者福祉に携わる方はご存知だと思いますが、一般的には「ケアプランセンター」とか「居宅」と呼ばれ、クライエントの介護保険サービスの計画を立てる、ケアマネージャーと呼ばれる方々が働くところです。

居宅介護事業所がなければソーシャルワークができないか、と言われればそうでもないのですが

高齢者のクライエントの方を支援していくには基本的に公的な保険制度である介護保険を利用することで費用負担を大幅に減らすことができますし

何より制度内の様々なサービスの利用が可能で、多くの選択肢の中から最適なサービスを選ぶことができる支援ためにも居宅介護事業所は自分の企業の中で一つの柱として考えていました。

しかし、その居宅介護介護事業所の開設が、僕の起業の大きなボトルネックになるとは・・・(ていうか自分の段取りなんですけどね・・・www)

ということで今回はここまでで、この続きは次回に